エステサロンで受けられる痩身の施術の中に「キャビテーション」「ハイパーナイフ」「HIFU-ハイフ-」がありますが、3つの痩身マシンの効果や特徴の違いは何なのでしょうか。
ハイパーナイフとハイフは名前が似ているため同じ施術と勘違いされることがありますが、特徴も効果も違います。
この記事では、キャビテーションとの違いや仕組み、メリットとデメリット、ハイパーナイフとハイフについてご紹介します。
Contents
キャビテーションとは?
「キャビテーション」とは空洞現象のことで、圧力の差によって液体の中に気泡が発生する現象のことを言います。
痩身マシンのキャビテーションは、脂肪の層に超音波によって気泡を大量に発生させ、弾ける力で脂肪を分解する施術です。
「メスを使わない脂肪吸引」とも呼ばれ、脂肪を分解してリンパ管や血管を通じて排出するため、脂肪細胞自体にアプローチできるのが大きな特徴です。
照射範囲が広いので背中やふとももなどの施術に向いており、施術の効果は3日~1週間で、4日目がピークになります。
施術中は骨伝導によるキーンとする金属音がしますが、熱さや痛みはほとんどありません。
キャビテーションのメリット・デメリット
キャビテーションのメリットとデメリットをご紹介します。
メリットだけでなくデメリットを知ることで、より効果的な痩身方法がみつかります。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
キャビテーションのメリット
- リバウンドしにくい
- 即効性がある
- 部分痩せできる
キャビテーションは脂肪細胞に直接働きかけて壊滅を促すという、今までになかった痩身マシンです。
そのため、従来の痩身マシンでは得られなかったメリットは多いでしょう。
3つのメリットについて見ていきましょう。
リバウンドしにくい
キャビテーションは脂肪細胞の数を減らすため、リバウンドしにくいというメリットがあります。
脂肪細胞の数は幼少期の頃までに決まり、体重は脂肪細胞が大きくなるか小さくなるかで変わるため、脂肪細胞の数が多いほど太りやすい体質になります。
キャビテーションが登場するまで、痩身マシンでは脂肪燃焼を起こして脂肪細胞を小さくすることまではできましたが、数自体を減らすことはほとんどできませんでした。
しかし、キャビテーションは脂肪の数自体を減らすアプローチができるため、定期的に施術を受けることで減量でき、リバウンドの防止になります。
効果は3日~1週間程度ですが、効果を維持するためには週に1~2回、最低でも3ヶ月間施術を受けると良いでしょう。
即効性がある
痩身マシンの種類によって効果を実感できるまでの期間は様々ですが、キャビテーションは即効性のある施術です。
1回の施術でもむくみが改善されてすっきりし、サイズダウンを実感できることがあるなど、履いてきたズボンにゆとりができたという方も多いです。
そのため、短期間で集中ケアすることで成果が見えやすいため、即効性を重視して早く成果を出したい方に向いていると言えるでしょう。
結婚式のためや夏に水着を着たい方など予定のある方は、短い期間で定期的に施術を受けると良いでしょう。
施術後は水分を多く摂り、血中やリンパに流れ出た脂肪細胞を早く体外に排出させるようにしましょう。
部分痩せできる
キャビテーションは脂肪を落としたい部分に当てるため、太ももやお腹など気になる部分の部分痩せが可能です。
脂肪細胞に直接アプローチするので、サイズダウンしても脂肪細胞が増えず、リバウンドの心配が低いです。
全身痩せはしたくないけど、下半身だけ、二の腕だけなど、ピンポイントで脂肪を落としたい方などは試してみると良いでしょう。
さらに脂肪をもみほぐすハンドマッサージや、筋肉運動を起こすEMSも併用することで、より部分痩せの効果UPが期待できます。
無理な食事制限や運動も不要なため、今まで食事制限や運動が続かずにダイエットに失敗していた方には向いているのではないでしょうか。
キャビテーションのデメリット
- 引き締める効果はない
- 肝臓へ負担がかかる
- 骨伝導の音が気になる
キャビテーションは施術を受ける際に注意が必要な痩身マシンでもあります。
痩身効果の他にも、施術が受けられない場合もあるため、しっかり確認してください。
引き締める効果はない
キャビテーションは脂肪細胞自体に働きかけるため、脂肪燃焼効果はありません。
引き締めるためには筋肉を収縮させる必要があるので、減量して引き締めたい場合は、筋肉を人工的に収縮させるEMSの施術と組み合わせることや運動をする必要があります。
引き締めたい場合は、施術後に軽い運動をするのも良いでしょう。
運動の習慣のない方は無理にしようとしても継続できないこともあるため、エレベーターを使わないようにしたり、一日の歩数を多くするなど、少しずつ始めるようにしてみてください。
肝臓へ負担がかかる
キャビテーションは破壊された脂肪細胞が血中に流れて排出されるため、一時的に肝臓に負担がかかることがあります。
脂肪細胞は肝臓で分解されたあと、腎臓でろ過されて体外へと排出されるため、その際に肝臓や腎臓への負担が増します。
そのため、肝機能や腎機能が良くない方はキャビテーションには向かない場合もあるため、施術前にスタッフに相談しておきましょう。
肝機能や腎機能に関する薬を飲用している場合は、予めかかりつけの医師に相談しておいてください。
また、肝臓や腎臓への負担を考慮して、施術後の飲酒は控えるようしましょう。
骨伝導の音が気になる
個人差はありますが、人によっては施術中のキーンという金属音が気になる方もいます。
金属音の原因は、キャビテーションから発せられた超音波を体に当てたとき、内部の骨に当たって振動を起こす骨伝導という現象のためです。
骨伝導はイヤホンやスマートフォンにも使われている技術のため、人体に悪い影響を与える心配はありません。
耳に近い部位ほど音が大きく聞こえるため、ボディの施術ではそれほど気にならない程度です。
※ペースメーカーなど体内に金属を埋め込んでいる方は施術を受けることはできません。
キャビテーションはこんな人におすすめ!
- 部分痩せしたい
- 幼少期から太っている
- リバウンドしたくない
- 肌表面の凸凹をなくしたい
- 短期間で効果を得たい
キャビテーションは脂肪細胞自体の数を減らせるため、幼少期から太っていた方には効果的な痩身マシンでしょう。
壊滅した脂肪はリンパ管や血管を通って体外に排出されるため、リバウンドもしにくいです。
体重の増減は脂肪細胞の大きさによって変わるため、施術を受けた後も食事内容や生活習慣に気を付ければ、維持しやすいというメリットもあります。
また、肌表面を滑らかにするため、セルライトで凸凹になった肌の改善もできます。
短期間での効果が期待できるので、短期集中で減量したい方におすすめの施術と言えます。
ハイパーナイフとは?
「ハイパーナイフ」は、ラジオ波の高周波を使った痩身マシンです。
マシンのヘッドを肌に密着させ、1MHZという高周波を流すことで脂肪を振動して温めて燃焼させ、脂肪細胞を小さくする効果があります。
電子レンジがマイクロ波によって食品に含まれる水分を振動させ、温める方法に似ています。
一回の施術でも脂肪が柔らかくなったと実感できるため、部分痩せや固くなったセルライトにアプローチするのに良いでしょう。
ハイパーナイフはこんな人におすすめ!
- 固い脂肪を柔らかくしたい
- 痛みの少ない施術を受けたい
- 期間がかかっても成果を重視したい
- 全身のコリを解消したい
ハイパーナイフは脂肪細胞を振動させ、摩擦した熱によって脂肪燃焼を促します。
熱を与えるため痛みを心配される方もいますが、熱さや痛みはほぼありません。
じんわりと温かくなってくるようなイメージのため、施術中にリラックスしてむしろ眠くなったという方も多いです。
厚い脂肪や固くなったセルライトへのアプローチに効果的なマシンなので、下半身に脂肪が付きやすい方や、冷えやすい方に良いでしょう。
また、体を温めて老廃物を排出しやすくするため、全身の疲労感や肩こりのある方は、施術後にすっきりと軽くなったことを実感できるでしょう。
痩身目的ではなく、コリの解消のために施術を受ける方もいます。
ハイフとは?
「ハイフ」は、元々はガン治療などに使われている医療機器を一般向けに出力を調整し、痩身用に応用したマシンです。
「高密度焦点式超音波両方」という方法で、虫眼鏡で太陽光を集めると光が集中してピンポイントで紙が焦げるように、特殊なレンズを搭載して皮膚表面は傷つけずに超音波を脂肪細胞だけに照射する方法です。
脂肪細胞を振動して摩擦を起こさせることで熱が発生し、脂肪燃焼を促します。
ピンポイントで気になる部分にアプローチできるため、皮膚のすぐ下にある皮下脂肪の分解を促す効果が期待できます。
施術の効果は1か月後がピークになります。
脂肪が燃焼しやすい状態になっているため、他の痩身マシンや施術、運動をすることで相乗効果が期待できます。
ハイフはこんな人におすすめ!
- 冷えによるむくみを改善したい
- 皮下脂肪が多い
- 代謝が悪い
- 汗をかきにくい
- 部分痩せしたい
ハイフは体内から温めて脂肪に働きかけるため、冷えやむくみ、代謝の悪さなど不調を改善させる相乗効果も期待できます。
代謝が悪く汗をかきにくい方や、冷えやすい方は、定期的に施術を受けることで体の変化に気づいていくことでしょう。
お腹だけや、太ももだけなど部分痩せしたい方は、ピンポイントで脂肪燃焼させてサイズダウンを目指せるため、体重は落とさずにシェイプアップに繋げられます。
筋肉量が少なく体脂肪率の高い方や、むくみやすく汗をかく習慣のない方にも良いでしょう。
キャビテーションとハイパーナイフ、ハイフの違い
キャビテーションは脂肪細胞を分解して減らすのに対し、ハイパーナイフとハイフは脂肪細胞を小さくする働きがあります。
キャビテーションとハイパーナイフとハイフは併用しても問題ありません。
それぞれ脂肪へのアプローチが違うため、併用することでさらに効果UPが期待できます。
他にもピンポイントで脂肪をもみほぐすハンドマッサージや、筋肉運動を人工的に起こすEMSなどの施術との併用も効果的です。
特徴やメリットとデメリットの違いを知ることで、自分に合った施術ができるでしょう。
まとめ
キャビテーションとハイパーナイフ、ハイフとの違いについてご紹介しました。
キャビテーションは超音波を当てることにより、脂肪細胞を分解して排出させるため、脂肪の数自体を減らせる施術で、ハイパーナイフとハイフは脂肪に熱を与えて脂肪燃焼を促す施術です。
脂肪に働きかける痩身マシンのため、他に筋肉に働きかけるマシンや、ハンドマッサージとの併用が効果的です。
発汗効果も高まっているため、施術後汗をかくようなヒートマットやサウナ、運動などで老廃物を排出させ、水もたくさん飲むようにしましょう。
それぞれ脂肪へのアプローチが違うので、各痩身マシンの特徴や仕組み、メリットとデメリットを知り、自分の目的に合わせた施術を受けてください。
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