「あっ!またニキビができてる…」
「そういえば、1か月前も同じところにニキビができたような…」
ただでさえ体がだるくなりがちな生理前に、ニキビまでできて気分がブルーになった経験がある女性は多いのではないでしょうか。
実際に、生理前はホルモンバランスの変化などが原因でニキビができやすい時期です。
ここでは、生理前にニキビができやすくなる原因や生理前ニキビの予防法、ニキビができたときのケア方法をご紹介していきます。
生理前ニキビについてしっかりと勉強して、美肌を目指していきましょう。
Contents
生理前にニキビができやすい原因
口周り・顎・フェイスラインにできやすい「大人ニキビ」が生理前によくできるという女性は多いです。
毎月同じところにニキビができるという女性は大人ニキビができやすい状態になっているかもしれません。
まずは、生理前にニキビができやすくなる原因を知って、正しく対処していきましょう。
ホルモンバランスの乱れ
生理前にニキビができやすくなる原因の1つはホルモンバランスの乱れです。
女性ホルモンには細胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2つのホルモンがあります。
この2つの女性ホルモンは生理周期によって分泌量が変わるため、ホルモンバランスは常に変化しています。
生理前の黄体期には肌のバランスを整える細胞ホルモンが減少し、皮脂の分泌を活発化させる黄体ホルモンが活発になります。
そのため、皮膚のバランスを崩しやすいうえに皮脂の分泌過剰になりやすく、ニキビができやすい状態になります。
つまり、生理前は女性ホルモンの影響でニキビができやすい時期だということです。
女性ホルモン | 効果 | 特徴 |
---|---|---|
細胞ホルモン (エストロゲン) | 肌・髪・体を美しく健康に保つ精神状態を安定させる | 分泌量は思春期から30代でピークになり、その後減少する分泌量は月経周期では排卵期にピークを迎えその後減少し、また、排卵前から増える |
黄体ホルモン (プロゲステロン) | 皮脂の分泌を活発にする体温を上げる | 分泌量は月経周期では排卵期~月経前に増加し、月経が始まると減少する |
乾燥・バリア機能低下
生理前はホルモンのバランス的に肌のバランスを崩しやすい時期です。
その時期にお肌が乾燥すると皮膚のバリア機能が低下し、肌荒れやニキビの悪化につながります。
生理前は肌のバリア機能が低下しやすい時期なので、特に乾燥に注意が必要です。
ストレス
ニキビの原因であるホルモンバランスの乱れは生活習慣の乱れやストレスによっても起こります。
健康的な美肌を保つためには日頃からストレスを溜めないようにしましょう。
疲れもストレスの原因になるので、体調が崩れやすい生理前はできるだけ無理しないように過ごすようにしましょう。
生理前ニキビの予防法
生理前にできるニキビの原因には女性ホルモンのバランスが関係しているということが分かりました。
では、女性ホルモンのバランスを保って生理前のニキビを予防するには具体的にどうすればよいのでしょうか。
これから、ニキビの予防にとって大切な【スキンケア】【生活習慣】で気をつけるべき点を具体的に解説していきます。
スキンケア
美肌を保つためには毎日のスキンケアが大切です。
特にお肌のバランスを崩しやすい生理前は丁寧なスキンケアが欠かせません。
では、これから生理前ニキビを予防するためのスキンケアをご紹介します。
クレンジング・洗顔は優しく丁寧に
クレンジング・洗顔ではメイクやお肌に付着した汚れをしっかりと洗い流すことが大切です。
しかし、お肌にとって刺激が強い成分が含まれたクレンジング剤・洗顔料を使用したり、肌をごしごしとこするように洗ったりするとお肌のバリア機能が低下し、ニキビができやすい状態になってしまいます。
お肌に優しい成分のクレンジング剤・洗顔を使用して優しく丁寧に洗うようにしましょう。
保湿ケアはしっかりと行いましょう
洗顔をした後は乾燥しやすい状態です。
洗顔後はできるだけすぐに化粧水・乳液・クリームなどを使用して保湿ケアを行いましょう。
化粧水だけだと水分が蒸発して乾燥してしまうので、乳液やクリームなども使用するようにしましょう。
また、生理前はお肌が敏感になる方も多いので、排卵後から生理が始まるまでの期間は「低刺激タイプ」や「ニキビ用」の化粧水や乳液やクリームを使用するのがおすすめです。
生理前の保湿ケアの注意点
生理前はオイルやバームのように油分が強いケア用品の使用は控えましょう。
皮脂の分泌が多い時期に油分の多いケア用品を使用すると毛穴が詰まってニキビができやすくなります。
皮脂の分泌が普段よりも多い生理前は油分が多い保湿ケアはかえってニキビを増やしてしまう恐れがあります。
紫外線対策は毎日欠かさず行いましょう
ニキビを予防するためには紫外線対策も大切です。
お肌は紫外線が当たるとダメージを受けてしまい、外部刺激からお肌を守るためのバリア機能が低下してしまいます。
バリア機能が低下すると乾燥し、ニキビができやすくなってしまいます。
紫外線ケアは室内にいるときでも1年中行いましょう。
朝のスキンケアの一環として日焼け止めを塗るのがおすすめです。
メイク
生理前は皮脂の分泌が増えるため、どうしてもお肌がべたつきやすくなってしまいます。
そのため、お肌がべたつきにくいパウダーファンデーションがおすすめです。
低刺激タイプ・薬用タイプのパウダーファンデーションを薄くのばして使ってみましょう。
フェイシャルエステ・ピーリングによるケア
普段のセルフケアと合わせて、エステサロンで毛穴や皮溝の汚れ、古い角質層を取り除き、肌のターンオーバーを促し、ニキビのできにくい肌に整えることも大切です。
エステサロンでは、ニキビに悩む多く方のために専用のフェイシャルエステやハーブピーリング等の施術を用意しています。
セルフケアのみよりも早く確実に、ニキビの改善を目指すことができるでしょう。
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生活習慣
生理前のニキビを予防するためには日々の生活習慣を整えることも大切です。
生活習慣を整えると女性ホルモンのバランスが安定し、ニキビや肌荒れを予防することができます。
では、これから生理前のニキビを予防するための生活習慣をご紹介していきます。
食事
ニキビを予防するためには栄養バランスの整った食事を摂ることが大切です。
主食・主菜・副菜が揃った食事を心がけるようにしましょう。
お肌に良い栄養素だけを摂るのではなく、バランスよく栄養を摂取することで体の調子も整えてくれます。
生理前は皮脂の分泌が多くなりやすい時期なので、糖分が多いお菓子や高カロリー、高脂肪の食事を控えめにするのがおすすめです。
また、生理前に積極的に摂取するとよい栄養素もあるのでこれからご紹介していきます。
栄養素 | 効果 | 含まれる量が多い食材 |
---|---|---|
たんぱく質 | 肌の補修・再生を促す | 肉類 たまご 魚 豆腐 納豆 など |
ビタミンB群 | 糖の分解を促す 代謝を高める | 豚肉 レバー 大豆 アーモンド まぐろ など |
ビタミンC | コラーゲンの生成を促す 鉄の吸収を促す | 赤ピーマン ブロッコリー キウイフルーツ など |
食物繊維*1 | 便秘解消 腸内環境を整える | 海藻類 切り干し大根 ごおう ブロッコリー など |
カルシウム*2 | イライラ解消 | 干しエビ いわし しらす干し など |
睡眠
睡眠不足や睡眠の質の低下は女性ホルモンのバランスを乱す原因となってしまいます。
ホルモンバランスの乱れはニキビや肌荒れの原因となってしまうので、いつもよりしっかりと睡眠をとるようにこころがけましょう。
生理前はホルモンの影響で寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりしやすい時期です。
寝る前はスマートフォンの使用を控えたり、湯船にゆっくりつかったりしてできるだけリラックスするようにしましょう。
好きな香りのアロマオイルを焚いてみてもいいでしょう。
ストレスを溜めない
ストレスもまた女性ホルモンの乱れの原因となってしまいます。
女性ホルモンの乱れはニキビ・肌荒れの原因となってしまうので、できるだけストレスを溜めないように生活しましょう。
ストレスを防ぐためには、質の良い睡眠・バランスの良い食事を摂って生活するのがおすすめです。
婦人科受診
生理前のイライラがひどくて辛い場合は、婦人科を受診してみるのも一つです。
婦人科で処方してもらえるピルを飲むと黄体ホルモンの働きが抑えられるのでホルモンバランスが整いやすくなります。
ピル以外にも効果的な漢方を処方してくれる場合もあります。
一度、婦人科へ相談に行ってみましょう。
ニキビができた際のケア
ニキビができないように注意していてもニキビができてしまうことはあります。
しかし、ニキビは正しく対処すれば、きれいに治すことができます。
慌てず丁寧に対処してきれいにニキビを治しましょう。
では、これからニキビができたときの正しい対処法をご紹介していきます。
慌てず治るのも待とう
生理前にできるニキビは女性ホルモンの影響を受けている場合が多いので、生理が始まって女性ホルモンのバランスが整ってきたら自然と治ることが多いです。
ニキビができると気になって触ったり、潰したりせずに治るのを待ちましょう。
ニキビを潰すとニキビ跡が残ってしまうことがあります。
ニキビ跡は一度できるとなかなか治らずやっかいなものです。
スキンケアを見直そう
基本的なスキンケアはニキビができる前と変わりませんが、ニキビができた部分にはニキビ用のスキンケア用品を使うのがおすすめです。
生理前のニキビは繰り返して同じ場所にできやすいという特徴があります。
次のニキビの予防のためにも、ニキビができたときはニキビ用ケア用品を使用してみましょう。
ひどい場合は皮膚科受診
ニキビは皮膚科で治療してもらえます。
なかなか治らない場合、同じ場所に繰り返してニキビができる場合などは皮膚科を受診するのもおすすめです。
皮膚科に行くのに抵抗がある方、時間がない方などはドラックストアでもニキビ治療薬を購入することができます。
まとめ
生理前は女性ホルモンの影響でニキビができやすい時期です。
生理前に分泌が増える黄体ホルモンは皮脂の分泌を活発化させるため、毛穴が詰まりやすくなってしまいます。
ニキビや肌荒れを予防するためには、日頃から丁寧にスキンケアをしたり生活習慣を整えたりすることが大切です。
さらに美肌を目指すために、エステサロン等を活用し、セルフケアでは行き届かない肌のお手入れを行うことで、常に肌を清潔に保ち、保湿を心がけるようにしましょう。
食事や睡眠も大切にし、ストレスを溜めないようにすることも大切です。
しかし、もしもニキビができてしまっても慌てる必要はありません。
生理が始まってホルモンバランスが落ち着くと自然と治ることが多いです。
無理に触ったり潰したりせず治るのを気長に待ちましょう。
ニキビを繰り返したり、なかなか治らなかったりする場合は皮膚科を受診するのもおすすめです。
ニキビについてしっかりと学んで、きれいなお肌を保っていきましょう。
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