朝鏡で自分の顔を見てびっくりしたという経験があるという人も多いのではないでしょうか?
「あれ?こんな大きかったっけ?」
「目が腫れぼったい気がする…」
顔がむくんでいると朝から気持ちもダウンしてしまうかもしれません。
もし、むくんでしまったときでも、適切にケアをすれば出かけるまでにいつも通りのすっきりとした顔に戻すことができます。
正しいケア方法を知っていれば、むくみも怖くはありません。
ここでは、顔がむくみやすい原因、むくみを抑制するためのケア方法、むくまないようにするための生活習慣や普段のケア方法についてご紹介します。
むくみについてしっかりと学んで、むくみをケアしていきましょう。
Contents
朝に顔がむくんでしまう原因とは
朝起きた時に顔がむくんでしまうのは一体どうしてでしょうか。
顔がむくむ原因は、体の中にある余分な水分が顔に溜まってしまうことです。
水分は高いところから低いところへ流れる傾向にありますが、寝ている間は体が水平の状態のため、体内の水分が顔にも溜まってしまいます。
朝起きた時に顔がむくんでいるのはそのためです。
そもそもむくみはなぜ起こる?
体の水分は普段一定になるようにバランスが保たれています。
しかし、何らかの原因によって体内の水分バランスが崩れると細胞と細胞の間に水分が溜まることでむくみが起こります。
このように、体内の水分バランスが崩れることがむくみの原因です。
むくみのメカニズム
- 体内の水分バランスが崩れる
- 細胞と細胞の間に水分や老廃物が溜まる
- むくみが発生する
つまり、むくみを発生させないためには、水分バランスを保つような規則正しい生活を送ることが大切です。
では、これから顔のむくみの具体的な原因をご紹介します。
顔がむくむ主な原因
そもそも顔のむくみの原因は1つではなく、いくつもが重なり合って起こることがほとんどです。
いくつかあるむくみの原因をしっかりと理解して、顔のむくみを防いでいきましょう。
お酒の飲みすぎ
多少の飲酒はストレス解消などにもなりますが、飲みすぎてしまうと体の負担になってしまうことがあります。
飲酒すると血中アルコール濃度が上がり、血管が広がります。
血管が広がると血管から染み出す水分量が増えるためむくみが発生してしまいます。
また、アルコールを飲酒すると何度もトイレに行って、その分また水分を摂取するという流れを繰り返すことが多いので、体の必要量以上の水分を摂取してしまいがちです。
お酒を飲むときは、飲みすぎず適量を飲むようにしましょう。
お酒によるむくみのメカニズム
- 飲酒
- 血中アルコール濃度上昇
- 血管が拡張し、血管から染み出す水分量の増加
- アルコールの利尿作用
- 利尿作用から排泄回数が増える
- 排泄した分また水分を摂取する
- 体内に余分な水分が増加
- 排泄量より体内の水分量が上回り、むくみが発生する
【参考】アルコールを大量に摂取すると、水分や電解質(ナトリウム・クロル)の腸から体への吸収が悪くなり、水分と電解質の排出量が増えます。
e-ヘルスネット(厚生労働省)
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れがむくみの原因となることもあります。
特に女性の場合は、ホルモンバランスが乱れやすい生理前や生理中はむくみが発生しやすい時期です。
生理前に分泌が増えるホルモンは、体内に水分を溜め込む性質があるので、この時期はむくみが発生しやすくなります。
ちなみに、妊娠中や産後もホルモンバランスが崩れやすいため、むくみやすい時期です。
塩分摂取量が多い
普段から塩分の摂取量が多い場合も顔がむくみやすいです。
大量の塩分を摂取すると、体の塩分濃度を保つために水分を溜め込もうとします。
また、塩分を摂取すると喉が渇くためさらに水分を摂取して、必要以上の水分が体内に溜まってむくみが発生してしまいます。
塩分の摂りすぎは生活習慣病の原因にもなるので、適切な量の摂取を心がけましょう。
塩分摂取によるむくみのメカニズム
- 塩分摂取によって体内の塩分濃度上昇
- 体内の塩分濃度を下げるために体が水分を溜め込む(=水分摂取量が増える)
- 塩分摂取して水分摂取量が増える
【参考】摂りすぎるとむくみや口の渇きのほか、高血圧・胃がん・食道がんのリスクを高めることが報告されています。
e-ヘルスネット(厚生労働省)
水分の摂りすぎ
たくさん水分を摂取して体の中の水分量が増えすぎると、むくみの原因となってしまいます。
特に寝る前に大量に水分を摂ると翌朝顔がむくみやすくなってしまうので注意が必要です。
一気にたくさん飲むのではなく、少しずつ飲むようにしましょう。
1日で2ℓ程度の量をゆっくりと飲むのが理想的です。
運動不足
運動不足もむくみの原因の1つです。
運動不足になると体の血行が悪くなり、体の水分や老廃物が体外に排出されづらくなります。
苦しいくらいのきつい運動ではなくていいので、例えば1駅分多く歩いたり、エレベータを使わず階段を使うなど、普段から足を動かすように工夫するようにしましょう。
病気の可能性もある
むくんでいる状態が何日も続いている場合やむくみの状態がひどい場合は、病気が原因の可能性もあります。
そのようなときは、できるだけ早く病院を受診しましょう。
以下に、むくみの症状が出やすい病気を一部ご紹介します。
病名 | 病気の特徴 |
---|---|
リンパ浮腫 | ・リンパの流れが滞る病気 ・ケガや手術の後に起こることが多い |
心不全 | ・心臓が通常通りに機能しなくなる病気 |
肝硬変 | ・肝臓が固くなっていく病気 ・血液内に水分を留めておくための成分が合成されなくなる |
腎機能不全 | ・体のろ過機能である腎臓の機能不全 |
表にまとめた病気以外にも、むくみの症状が出る病気はたくさんあります。
いつものむくみとは違うと感じた場合は、なるべく早く病院を受診するようにしましょう。
では、次に顔のむくみを抑制する方法をご紹介していきます。
顔のむくみを抑制するケア方法
朝起きて鏡を見たときに、顔がむくんでいたら正しいケアでむくみを解消してあげましょう。
どれも簡単な方法なので、自分に合った方法を見つけて試してみてください。
マッサージ
顔のむくみを解消する方法の一つはマッサージです。
むくみが目立ちやすいフェイスラインやあごなど、むくみに効果的なツボを刺激して顔をすっきりとさせましょう。
フェイスラインのマッサージ方法
フェイスラインがすっきりとしていると顔が引き締まってきれいな印象になります。
メイク前にむくみを取って気分よく出かけられるようにしましょう。
- 洗顔後、乳液やクリームをなじませる
- 手でピースサインをつくって、伸ばした指を折り曲げる
- 2の折り曲げた指であごの真下にあるツボ「上廉泉(かみれんせん)」を挟みながら押す
- 3の状態から耳の下まで滑らす
- 4本の指で耳の下から鎖骨までさする
- 1~5を3回程度繰り返す
耳のマッサージ方法
耳周辺はリンパが集中する部分です。
リンパが詰まっていると水分や老廃物が溜まりやすくなってしまいます。
顔がむくんでいるときは、耳の周りのリンパを流して無駄な水分や老廃物を流れやすくしましょう。
- 左右の耳を両手でそれぞれつまんでしっかりと引っ張る
- 耳を引っ張りながら円を描く(前方向5回、後ろ方向5回)
- 耳たぶをつまんで押す(3回)
目の周りのマッサージ方法
目元もむくみが目立つ部分の1つです。
目元がむくみと顔に元気がなくなって顔の印象も暗くなりがちです。
メイク前にしっかりとマッサージしてすっきりとした表情を目指しましょう。
- 眉頭の内側を親指で痛気持ちいいくらいの強さで押す(3秒)
- 目頭の下を親指で痛気持ちいいくらいの強さで押す(3秒)
ストレッチ
顔のむくみを解消させるためには、ストレッチも効果的です。
1分程度で簡単にできるストレッチなので、毎朝取り入れてみましょう。
このストレッチは肩こりにも効果的なので、肩こりで悩んでいる人にもおすすめです。
- 椅子に座った状態で、体の後ろで腕を組む
- 首を10秒ずつ左右にゆっくりと傾ける
- 1,2を5回程度繰り返す
温冷ケア
顔がむくんでしまったときは、温冷ケアも試してみると良いでしょう。
温冷ケアとは、冷やしたり温めたりを交互に繰り返して刺激を与えることによって血行を促進させ、むくみを解消させるケア方法です。
洗顔をするときに、冷たい水と温かいお湯で交互に顔を洗って温冷の刺激を交互に与えてみましょう。
洗顔以外の方法では、ホットタオルを顔に当てた後に冷たい水で顔を洗う方法などもあります。
サロンでの施術
セルフマッサージは自分でいつでもできるので手軽な良さはありますが、やはりサロンでプロに施術してもらうとより高い効果が期待できます。
自分で行うケアに満足できないときやサロンでリラックスしたいときなどはサロンで施術を受けてみましょう。
施術 | 特徴 |
---|---|
リンパドレナージュ | ・リンパ液の流れをスムーズにして体の水分や老廃物を排出させる施術 |
アロマトリートメント | ・アロマオイルを使って行う施術 ・高いリラクゼーション効果が期待できる |
ヘッドマッサージ | ・頭皮に直接アプローチするマッサージ ・フェイスラインのたるみ改善や顔の引き締め効果が期待できる |
骨格矯正 | ・骨格に直接アプローチする施術 ・骨と骨の間にある隙間を調整する |
【ご紹介】
次に、顔がむくまないようにするための生活習慣や普段のケア方法をご紹介します。
顔がむくまないようにするための生活習慣・普段のケア方法
むくみを予防するためには日々の生活習慣が大切です。
健康的で規則正しい生活を心がけることでむくみはある程度予防できます。
では、普段からむくまないようにするための生活習慣をご紹介します。
起きたらまず水を飲む
起きてから水を飲むことで、体を寝ている状態から目覚めさせることができます。
また、寝ている間に失われた水分を補うことで体の水分の循環がよくなり、水分や老廃物が流れやすくなります。
腸を目覚めさせることは便秘解消にも効果が期待されるので、朝起きたら水を飲むことを習慣づけましょう。
お風呂でマッサージ
マッサージをすると水分や老廃物が流れるのでむくみに効果的ですが、入浴中にマッサージを行うとさらにその効果が高まります。
体が温まった状態でマッサージすると、水分や老廃物、体に溜まったコリなども同時に流すことができるのでおすすめです。
一日の終わりにお風呂に浸かりながらマッサージをして1日の疲れも落としましょう。
便秘ケア
あまり知られていませんが、便秘もむくみの原因になります。
腸内環境を整えて便秘を予防することもむくみ防止にとって大切です。
腸を活発に動かすために重要なのは、自律神経のバランスです。
リラックス時に優位になる副交感神経が活発な時に腸は動くので、できるだけリラックスして過ごすようにしましょう。
食事・摂取する食べ物
顔のむくみを抑えるためには、毎日の食事にも気遣っていきましょう。
塩分の過剰摂取を控え、水分の代謝がよくなる食べ物を積極的に食べるのがおすすめです。
以下に、むくみに効果的な食べ物をご紹介します。
むくみ予防効果が期待できる食べ物 | 特徴 |
---|---|
アボカド | ・塩分を排出する |
セロリ | ・体の熱をとる ・水分代謝をUPさせる |
とうもろこし | ・利水効果が高まる ・胃腸の働きをよくする |
貝類 | ・利尿効果が高まる ・肝臓の機能を改善させる ・コレステロール抑制 ・高血圧予防 |
きゅうり | ・体の熱をとる ・利水効果が高まる |
抹茶 | ・利尿効果が高まる ・糖質/脂肪の吸収を抑える |
とうもろこしのひげ茶 あずき茶 | ・塩分を排出する ・利尿効果が高まる |
このようにむくみに効果的な食べ物はたくさんあります。
普段から上に示しているような食べ物を積極的に食べるとむくみ防止への効果が期待できます。
漢方薬
むくみに効果がある漢方薬もあるので、気になる方は試してみましょう。
ただし、むくみがひどい場合やなかなか治らない場合は病気が原因の可能性もあるので、一度医師に相談するようにしてください。
医師に相談すれば、体質に合った漢方薬なども見つかりやすいでしょう。
まとめ
顔のむくみは朝起きてすぐに発生していることが多いです。
その原因は、普段上から下に流れる体の中の水分が、寝ている体勢では顔に溜まりやすくなるからです。
顔がむくむ主な原因は体内の水分バランスの崩れです。
塩分・水分の摂り過ぎ、生活習慣の乱れ、便秘など、様々な原因によってむくみが発生してしまいます。
顔のむくみを予防するためには普段から規則正しい生活を送ることが大切です。
毎日の食事や生活スタイルが健康的な心身をつくってくれます。
これを機に食事や生活スタイルを見直して、できるだけむくみを予防していきましょう。
しかし、どれほどむくみに気を付けていても疲れが溜まっているときや忙しいときはどうしても顔がむくんでしまうこともあります。
そのようなときは、焦らず正しい対処をすれば改善される可能性があります。
マッサージやストレッチなどの簡単なセルフケアや、エステサロン等でプロの施術ケアでむくみを改善できるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
顔のむくみのことならいわき市のエステサロン「Grace」のアクセス情報
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