肌がでこぼこになってしまうセルライトは、美しくなりたい女性にとって大敵です。
セルライトはいつの間にかできてしまうことが多く、できると落ちにくいため、セルライトに悩まされている方も意外に多いのではないでしょうか。
セルライトのない肌になりたい!と思っている方向けに、セルライトができる原因と解消する方法についてご紹介します。
Contents
セルライトってどんなもの?
肌にできたでこぼこをセルライトと呼ぶことは知っていても、セルライトの正体やどうやってできるのかについては知らないという方もいるのではないでしょうか。
セルライトの解消に役立てるためにも、セルライトの正体・メカニズム・種類についてチェックしましょう。
セルライトとは
皮膚をでこぼこにしてしまうセルライトの元となっているのは、脂肪細胞です。
皮下組織にある脂肪細胞がなんらかの原因によって巨大化すると、周りの脂肪細胞と結合して大きな塊をつくり、真皮にある線維芽組織を下から圧迫します。
その結果繊維芽組織が表皮を押し上げ、皮膚にでこぼこをつくってしまいます。
セルライトは、お尻・太もも・お腹など、脂肪が多くついている部位にできやすいといわれていますが、痩せ型で脂肪が少なくてもできてしまうことがあるため注意が必要です。
また、セルライトは一度できると落ちにくく、ダイエットをして体重を減らすだけでは落とすことができないため、いろいろなケアを合わせて行う必要があります。
改善しにくいセルライトですが、そのまま放置しているとさらに増えたり、さらに落ちにくくなったりしてしまう恐れがあるため、できるだけ早い段階で改善するようにしましょう。
セルライトの種類
セルライトは次のように4つのタイプに分かれています。
1つのタイプだけではなく、中には複数のタイプが合わさってできたセルライトもあります。
脂肪型セルライト
体重増加などによって増えた脂肪細胞が、老廃物を取り込んでできる脂肪型セルライト。
やわらかいタイプのものが多く、腹部やお尻にできやすくなっています。
脂肪型は4つのタイプの中でも最もポピュラーで、セルライトの半数は脂肪型だと言われています。
幅広い年齢層でできることがあります。
むくみ型セルライト
脂肪細胞が、老廃物や余分な水分を取り込んでできるむくみ型。
皮膚のでこぼこが目立つものが多く、太ももやふくらはぎにできやすい特徴があります。
男性よりも、むくみやすい女性にできやすいといわれています。
線維型セルライト
できたセルライトが時間とともに線維化することでできる線維型。
皮膚の表面がオレンジの皮のようにでこぼこになることから、オレンジピールスキンと呼ばれることがあります。
セルライトの部分をつまむと、痛みを感じるのが特徴です。
線維型は脂肪型・むくみ型に比べて落としにくいといわれています。
筋肉質型セルライト
多かった筋肉量が低下し、筋肉に皮下脂肪がついてできる筋肉質型セルライト。
かつて筋肉量の多かった人にできやすく、最も改善しにくいのが特徴です。
セルライトができる原因は?
セルライトができる原因はさまざまです。
また原因は一つだけではなく、いろいろな原因が複数重なってできるのがほとんどだと言われています。
セルライトを予防、増加させないためには、原因を知り改善することが大切です。
自分に当てはまる原因がどれかをチェックしてみましょう。
肥満によるもの
肥満になると皮下にある脂肪組織が過剰に増加し、脂肪細胞が肥大します。
セルライトは脂肪細胞が肥大化することでできやすくなる傾向があるため、肥満はセルライトの大きな原因となってしまいます。
また肥大化した脂肪細胞は周りを圧迫して血行やリンパの流れにも悪影響を与えてしまうため、血行が悪くなって老廃物が排出されにくくなります。
そのため溜まった老廃物と脂肪細胞が結びつき、セルライトをつくってしまうことにるのです。
肥満になってしまう主な原因には、食生活の乱れによる過剰なカロリーの摂取、栄養バランスの乱れ、運動不足などによるカロリー消費の減少などがあります。
血行不良によるもの
血行不良も、セルライトができる原因の一つです。
血液の流れが滞ると、余分な水分や老廃物がうまく排出できずに体に溜まってしまいます。
それが脂肪細胞と結びつき、セルライトをつくってしまいます。
血行が悪くなる原因には、冷え、むくみ、筋肉量の低下、運動不足、衣類による圧迫などさまざまなものがあります。
また自律神経の乱れも血行を悪くするため、自律神経を乱すストレスもセルライトの原因になるといわれています。
生活習慣の乱れ
生活習慣によって、セルライトができやすくなってしまうことがあります。
不規則な生活、睡眠不足などによって生活習慣が乱れると自律神経も乱れてしまうため、血行が悪くなり老廃物が体に溜まりやすくなります。
運動不足や長時間のデスクワークなども、身体の代謝を低下させるといわれています。
またニコチンには毛細血管を収縮させる作用があるため、血行に悪影響を与えてしまいます。
ホルモンバランスの影響
女性は生理、妊娠、出産、閉経などによって女性ホルモンのバランスが大きく変化するため、ホルモンバランスが乱れやすくなっています。
そのためむくみが起こったり、自律神経が乱れたりして血行が悪くなるため、セルライトができやすくなってしまいます。
【参考】
むくみについて(むくみ | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 (w-health.jp))
加齢によるもの
加齢もセルライトができる原因の一つです。
年齢とともにいろいろな機能の働きが低下して代謝も悪くなるため、余分な水分や老廃物が排出されにくくなり体に溜まってしまいます。
また血行を促す働きをもっている筋肉も減少するため、若い頃に比べて血の巡りも滞りやすくなってしまいます。
セルライトを解消する方法
セルライトができる原因が分かったら、その原因を解消する方法を身につけましょう。
セルライトを落とすには、いろいろな方法を合わせて行うことが大切です。
セルライトを解消するには時間がかかるため、すぐに結果を求めずに地道なケアを続けるようにしましょう。
食生活を見直す
セルライトを解消するには、皮下脂肪を減らすことが大切です。
そのためにも、過剰にカロリーを摂取しないようにしましょう。
必要なカロリーは、年齢や活動量などによって違います。
自分に必要なカロリーをチェックして、適度なカロリーを摂取するようにしましょう。
皮下脂肪を減らそうと無理なダイエットをすると、血行が悪くなって老廃物が溜まりやすくなってしまうため注意が必要です。
また悪玉コレステロールが増えすぎると血液の流れが悪くなってしまうため、高コレステロール食品、動物性脂肪などを摂りすぎないようにすることも大切です。
いろんな栄養素をバランスよく摂るようにしましょう。
食物繊維・ビタミンC・ポリフェノールなどを摂るなどしてみましょう。
老廃物の排出を促すには、基礎代謝を上げることが大切です。
そのためにも、たんぱく質・カリウム・ビタミン類などを積極的に摂るようにしましょう。
水分が不足すると代謝が悪くなってしまうため、1日1.2リットル程度の水分を摂るようにしてください。
【参考】
むくみについて(LDLコレステロール | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp))
生活習慣を整える
生活習慣を整えて基礎代謝をアップさせましょう。
代謝がアップすることで、余分な水分や老廃物を排出することができるようになります。
そのためには、睡眠をしっかりと確保し、生活リズムを整えることが大切です。
規則正しい生活を送ることで、自律神経が乱れにくくなります。
またデスクワークなどで長時間同じ姿勢をとっていると血の巡りが悪くなるため、こまめに休憩をとって身体を動かすようにしましょう。
ストレッチなどをするのもおすすめです。
できるだけゆったりとした衣類を身に着けたり、サイズの合った靴を使用するのも効果的です。
血行を良くするためにも、喫煙は控えるようにしましょう。
適度な運動を行う
運動をすることで直接セルライトをなくすことはできませんが、皮下脂肪を減らしたり、筋肉を増やしてセルライトを目立たせないようにしたりすることができます。
そのためには、適度な運動を生活に取り入れることが効果的です。
脂肪の燃焼を促すには、ウォーキング・エアロビクスダンス・水泳・太極拳などの有酸素運動が良いでしょう。
これらの運動を行うことで血行を促し、老廃物の排出をアップすることができます。
また筋肉量が増えることで、血液の巡りが良くなる効果も期待できます。
運動をして汗をかいたら、しっかりと水分を補給するようにしましょう。
体を冷やさないようにする
体が冷えると血行が悪くなってしまうため、体を冷やさないようにすることが大切です。
気温が低い季節には、暖房器具などを上手に活用して保温しましょう。
マフラー・帽子・ひざ掛け・手袋・靴下・ホッカイロなどを利用するのも良いでしょう。
気温の高い季節でも、エアコンの使用によって身体が冷えてしまうことが増えています。
エアコンを使用するときには室温を下げすぎないようにし、風が肌に直接当たらないようにしましょう。
ゆっくりと、湯船に浸かって身体を温めるのも効果的です。
ストレスをためないようにする
ストレスは自律神経を乱す原因となってしまうため、できるだけストレスを溜めないようにしましょう。
心と体が疲れているときには、ゆっくりと休息をとるようにしましょう。
リラックスして、腹式呼吸を行うのも効果的だといわれています。
好きな本を読んだり好きな音楽を聴いたりして、上手に気分転換をしましょう。
自然や大好きなペットと触れ合うのも良いでしょう。
悩み事などがある場合には、誰かに相談することで心が軽くなることもあります。
【参考】
ストレスについて(ストレスをためない暮らし方|セルフケアでこころを元気に|メンタルヘルスへのとびら|メンタルヘルス|厚生労働省 (mhlw.go.jp))
マッサージでリンパの流れを促す
余分な水分や老廃物を排出するには、マッサージをしてリンパの流れを促すようにしましょう。
マッサージをするときには、リンパと血液の流れにそって、肌をやさしく撫でるように行っていきます。
強く抑えたりこすったりすると逆効果となってしまうため、力の入れすぎには注意しましょう。
肌の摩擦を抑えるために、オイルやクリームなどを塗り肌の保護をしてから行うことも大切です。
脚のマッサージをするときには、右足首を両手で輪っかをつくるようにして軽くつかみます。
次に、そのまま両手を足の付け根まで滑らせましょう。
左足も同じようにマッサージしてください。
腕のマッサージをするときには、右手で輪っかをつくるようにして左手首をつかみます。
そしてそのまま、右手を腕の付け根まで滑らせましょう。
左腕も同じようにマッサージしてください。
お尻のマッサージは、足の付け根から腰に向かって掌で撫でるように行います。
手でマッサージするのが難しい方には、マッサージ器具を使用するのも良いでしょう。
セルライトの解消に効果のあるマッサージローラーや、微弱電流の流れるマッサージ器具なども販売されています。
マッサージは、入浴後など身体が温まった状態で行うとより効果的だと言われています。
セルライトの解消に役立つオイルやクリームを活用する
セルライトに効果があるとされているオイルやクリームを使用することで、セルライトの解消を助けることができます。
オイルやクリームは、脂肪燃焼効果のあるもの・デトックス効果のあるもの・血行を促す効果のあるものを選ぶと良いです。
いろいろなものが販売されているため、自分に合うもの活用してみてください。
オイルやクリームを使用して肌が整うと、肌のハリとつやがアップしてセルライトが目立たなくなることも期待できます。
エステのセルライト除去コースを利用する
できてしまったセルライトをセルフケアで解消するには、地道な努力と時間が必要です。
自分の力だけでは困難な場合には、プロにお任せするのも良いでしょう。
エステサロンには、いろいろなセルライト除去メニューが揃っています。
特に人気なのが、脂肪細胞を減らす効果の期待できるキャビテーションです。
キャビテーションは特殊な超音波によって、脂肪細胞を破壊して脂肪細胞を減らすことができるといわれています。
これに合わせて、老廃物の排出を促すマッサージやダイエット指導などを受けることもできます。
プロの力を借りることで、効率よくセルライトを解消できるようになります。
エステサロンによって使用する機械やメニューに違いがあるため、自分に合うエステサロンを探してみてください。
美容クリニックでセルライトを除去する
線維型セルライトや筋肉質型セルライトは、セルライトの中でもセルフケアで落とすのが困難だといわれています。
確実にセルライトをなくしたいなら、美容クリニックで相談するのも良いでしょう。
脂肪吸引なら、脂肪細胞の数と量をすぐに減らすことができます。
レーザーや注射によって、脂肪を溶解してセルライトを減らす方法もあります。
メスや針などを使用するのに抵抗のある方には、医療用痩身マシンによるマッサージなどが良いでしょう。
脂肪が減って皮膚がたるんでしまった場合にも、皮膚を引き締める施術などを受けることができます。
セルライトの除去方法や費用などは、美容クリニックによって違います。
セルライト除去の施術を受ける場合には、信頼できるクリニック・医師を選ぶことが大切です。
セルライトを解消するときに気をつけてほしい注意点
セルライトをセルフケアで解消するには、地道な努力が必要です。
お手入れを始めてすぐになくなるものではないので、諦めずに気長にケアを続けていくようにしましょう。
セルライトを完全になくすのは簡単ではないので、まずはセルライトを減らす・セルライトを目立たせないようにするのを目標にするのが良いでしょう。
お手入れをするときに注意してほしいのが、セルライトを無理やりつぶそうとしないことです。
セルライトを強く圧迫しても、肌にダメージを与えるだけでセルライトをなくすことはできません。
セルライトの部分も、他の肌と同じように優しく丁寧にお手入れするようにしましょう。
マッサージなどのやり過ぎは肌に負担をかけて逆効果となってしまうことがあるため、肌に負担のない程度に行うようにしてください。
セルライトはできないようにすることが大切
セルライトは一度できてしまうと落としにくいため、セルライトをつくらないようにすることが最善です。
セルライトのできにくい生活習慣を身に着けて、セルライトを防ぎましょう。
肥満にならないようにする
肥満になると脂肪細胞が肥大するため、肥満にならないよう気をつけましょう。
そのためにも、日ごろから体重や体形に気を配ることが大切です。
1日1回体重測定をしたり、入浴時に全身を鏡に映してボディラインの変化がないかをチェックしたりしましょう。
早い段階で皮下脂肪の増加に気づいて対処すれば、それだけ改善するのが楽になります。
皮下脂肪が過剰に増えるのを防ぐには、何をどれくらい摂取しているのかを確認し、カロリーを摂りすぎないようにすることが大切です。
適度な運動を取り入れて、健康的にカロリーを消費するのも効果的です。
無理なダイエットは逆効果となってしまうため、1日3食をバランスよく摂るようにしてください。
生活習慣を整えて代謝をアップする
身体に余分な水分や老廃物を溜めないようにすることが、セルライトの予防につながります。
そのためにも、代謝を促して余分なものをしっかりと排出しましょう。
血行が悪くなると代謝が落ちてしまうため、血行を良くするように心がけることが大切です。
身体が冷えると血行が悪くなってしまうため、身体を温める食べ物や飲み物を摂るようにしましょう。
室温の管理や保温にも注意してください。
また自律神経が乱れると血の巡りが悪くなってしまうため、規則正しい生活を送って自律神経を整えることも大切です。
体内時計を整えて、快適な睡眠を得るのも効果的。
朝起きたら、太陽の光を浴びるようにしましょう。
日中に適度な運動をするようにもしましょう。
またスマホやパソコンはできるだけ使いすぎないようにしましょう。
長時間使用するときにはこまめに休憩をとったり、ストレッチをしたりして、身体をほぐすようにしてください。
日常生活にゆとりをもち、ストレスを溜めないようにすることも大切です。
日頃からお肌のお手入れをする
セルライトを予防するためにも、日頃から肌のお手入れをきちんと行うようにしましょう。
肌を洗浄して清潔に保ち、ボディオイルやボディクリームなどで保湿するようにしてください。
肌のお手入れをすることで肌の新陳代謝を高め、肌の乾燥やたるみなどを軽減することができます。
肌が潤っていてハリとつやがあれば、セルライトが少しできてしまった場合でも、あまり目立たせないようにすることができます。
リンパの流れを良くするマッサージを取り入れるのも良いでしょう。
マッサージを習慣化することで、余分な水分や老廃物が溜まりにくくすることができます。
また肌に直接触れることで、いち早く肌の変化を知ることもできます。
セルライトはできたまま放置していると、線維化してますます落としにくくなってしまいます。
セルライトができたらすぐにケアできるよう、日頃からお肌をチェックするようにしましょう。
まとめ
セルライトを落とすには、皮下脂肪を減らし、余分な水分や老廃物などを溜めこまないようにすることが大切です。
そのためにも、食生活と生活習慣を整え、肌のお手入れを丁寧に行うようにしましょう。
セルライトをセルフケアで完全に落とすのは簡単ではないため、エステサロンや美容クリニックなどプロにお任せすることを検討するのも一つ。
セルライトを解消するには時間と地道な努力が必要になってしまうため、セルライトをつくらないようにすることが大切です。
またセルライトができたまま放置していると線維化してさらに落としにくくなってしまうため、できたらすぐにケアするようにしましょう。
諦めずにお手入れを続けることで、セルライトを目立たなくすることに一歩ずつ繋がるでしょう。
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